国立大学の頂点に立つ東京大学の合格発表が行われた。



東京大学 合格発表



 毎年多くの受験生が挑む東京大学の合格発表が、今年(2023年)も執り行われた。合格者は、学部・大学院合わせて約3,400名で、その倍率は約10倍と、依然として狭き門であることに変わりはない。

 この合格発表を巡っては、例年多くの話題がインターネット上で飛び交う。中でも今年は、現役合格者が過去最高を記録したことや、初の「全学部合格者」が現れたことが注目を集めている。

全学部合格者

 東京大学で、全学部に合格した初の受験生が誕生した。この受験生は、文科三類の他、理科一類、理科二類、理科三類、工学部、農学部、医学部の7学部全てに合格したという。

 全学部合格者は、例年数名程度出現するが、今年はそれが1名のみとなった。それだけ、東京大学の入試がいかに難関であるかを物語っている。

現役合格者過去最高

 今年は、現役合格者が過去最高を記録した。合格者全体の約6割が現役生で、残りの約4割が浪人生と、現役生が多数を占めている。

 この傾向は、近年顕著になっており、東京大学入試において、現役合格者が優位に立っていることが窺える。

 東京大学の合格発表は、受験生とその家族にとっては、一喜一憂の瞬間である。合格した受験生には、心からの祝福を送りたい。そして、残念ながら不合格となった受験生には、健闘を称えたい。